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2019白玉蘭栄誉賞受賞者伊藤幸孝氏、「中国と日本は2000年の友人!」

2019年 9月 29日10:33 提供:東方網 編集者:王笑陽


青少年の交流による中日友好を促進

 このような仕事だけでなく、伊藤氏はそれ以外の分野、特に青少年交流における中日友好促進にも協力している。

 「マスコミの報道からだけでは、相手のことを真に理解することが難しいと思います」。中国で16年も暮らしてきた伊藤氏だからこそ、このように実感する。そのため、彼は中日の若年層が直接交流して、お互いの理解を深めることが大切だと考えている。

 2012年、三井住友海上(中国)は「走近日企感受日本」というイベントをサポートし、中国人の大学生に日系企業の見学や、日本人家庭にホームステイするチャンスなどを提供した。

2018年、青年人材発展フォーラムで発言する伊藤氏

 今年はちょうど「中日青少年交流推進年」にあたる。これをきっかけとして伊藤氏は、上海市人民対外友好協会からの支援を得て、7月に上海市市北中学の学生と教職員で構成される青少年訪問団13人を東京などに招いて、交流イベントと研修旅行を実施した。

 期間中に訪問団は東京農業大学第一高等学校を訪問し、交流イベントを行った。上海市市北中学の生徒は、太極拳や合唱などを披露。いっぽう東京農大一校の生徒は、独学で学んだ中国語で挨拶をし、楽器演奏などのパフォーマンスを披露した。その後、中日の生徒は全員でバレーボールをして一緒に汗を流し、言葉を超えたつながりを持つことができた。

上海市市北中学訪問団が三井住友海上火災保険株式会社の日本本社を見学

 このように中国人青少年の日本への交流·研修旅行はますます多くなっている。そして伊藤氏は、「日本からも多くの高校生に修学旅行などで中国に来てもらい、現在の中国を正しく認識してもらいたいという希望があります」と述べた。